■Q.01
農業を仕事にするにはどのような心構えが必要ですか? | |
地方独特の生活習慣や風習を理解し,それになじむことによって周辺から応援されながら自立していく事が農業を継続する秘訣です。周辺の皆さんや,自然を味方にするぐらいの心構えが重要です。 |
■Q.02
日本の農業の将来は大丈夫なの? | |
環境問題や食糧問題等から見ても,今後農業の担うべき役割は非常に重要になっていくでしよう。 |
■Q.03
どんなタイプの人が農業に向いていますか? | |
どのようなタイプの人でも農業はできます。農業といっても非常に多様です。作物・家畜の種類や立地条件によって様々な農業経営があります。自分にあった農業が何なのか,真剣に考え見つける事が重要です。 |
■Q.04
農業の仕事は厳しいと聞きますが,基本的な生活のサイクルを教えてください。 | |
自然や動物を相手にする仕事なので自分の思い通りにならない事が多いです。反面,自分流のリズムやサイクルを工夫する余地もあります。経営形態や作物によってまちまちです。 |
■Q.05
農業を始めるには,何歳くらいまで可能性がありますか? | |
農業には定年がありませんので何歳からでも可能です。しかし,本格的なプロ農家を目指すには実際には60歳位までが妥当ではないでしようか?若いほどその後の可能性は広がると思います。 |
■Q.06
農村での暮らしは,都会とそんなに違うものですか? | |
生活そのものはあまり差はありません。 |
■Q.07
全く農業の経験もないし知識もありませんが,新規就農は可能ですか? | |
可能ではありますが,プロの農業を目指すのなら事前の研修が非常に重要です。農業の基本的知識を習得する場として各種の就農研修制度があります。このような知識習得や技術習得の場を経て,農業を始めることをお薦めします。 |
■Q.08
就農して成功する確率はどれくらいですか? | |
詳細なデータはありません。しかし,他の職業同様に 100%という事はありません。 |
■Q.09
就農して失敗してしまう人はどこでつまずくのですか? | |
つまずくポイントとして,初期の段階でつまずく人は,自然に対して柔軟な対応が出来ない人や,憧れだけで農業をはじめて農村や環境に対応できない人が多いです。また,経営の意識や知識が希薄で,いきなり大規模経営を目指したり販売計画がなかったりして失敗する人も多いようです。 |
■Q.10
家族が反対しています。単身赴任で就農できますか? | |
理屈としては単身赴任でも可能ですが,農業経営をすすめるには多くの場合で家族が大きな力になります。パートナーを説得してから農業を始めることをお薦めします。 |
■Q.11
農村生活の情報はどのようにすれば収集できますか? | |
インターネットも有効な手段ですし,市町村や農業改良普及センターの窓口に問い合わせて見ましよう。 |
■Q.12
サラリーマン時代と同程度の生活水準を保てますか? | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
地域の生活は,物価や生活環境などによって差があるので所得だけでは測れません。新規就農者のアンケートによると(新規就農ガイドセンターより)下記のようなデータがあります。農業所得だけで生活できるようになった人は,1年から3年の早い時期に自立経営を実現しているようです。
■技術研修の有無と農業所得での生活との関連
|
■Q.13
自立するまでに最短でどれくらいかかりますか? | |
1年から2年程度の実践研修が目安です。 |
■Q.14
まず,何から情報収集すれば良いですか? | |
まず,農業について歴史や現状を知り,新規に農業をはじめた人の事例を勉強することです。さらに研修受入れの情報を集めながら,就農地を決定した後に,その地で研修に入ることです。その後は地域の窓口と相談しながら,資金や土地等を確保し農業を始めていきます。 |
■Q.15
新規就農までの典型的なステップを教えてください。 | |
1. 就農入門コース。
(何をどこで就農するか決めていない,技術・経営の基礎知識を習得) 2. 就農専門コース。 (就農する地域・作目を決め,具体的な専門知識を習得) 3. 農家等実践研修(1年から2年)。(平行して農地探し)。 |
( 社 ) 全国農村青少年教育振興会ホームページより引用